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食生活を変えて育毛を実感した話

これは、私が実際に食生活を見直すことで、髪の変化を感じた体験談です。20代後半、仕事のストレスと不規則な生活がたたり、ある日鏡を見て愕然としました。以前は気にならなかった頭頂部の地肌が、なんだか透けて見える気がしたのです。お風呂の排水溝に詰まる髪の毛の量も、明らかに増えていました。最初は気のせいだと思いたかったのですが、友人からも「ちょっと髪、薄くなった?」と指摘され、これは真剣に対策しないとまずい、と焦りを感じました。当時は、朝は菓子パンとコーヒー、昼は外食でラーメンや丼もの、夜は疲れてコンビニ弁当か、飲み会で脂っこいおつまみとビール、というような食生活が常態化していました。野菜を食べる機会も少なく、今思えば、髪に必要な栄養素が全く足りていなかったのだと思います。育毛剤なども考えましたが、まずは根本的な原因かもしれない食生活から改善してみようと決意しました。まず、朝食をしっかり摂ることから始めました。菓子パンはやめて、全粒粉のパンに目玉焼きとサラダ、ヨーグルトといったメニューに切り替えました。昼食も、できるだけ定食屋さんを選び、魚や野菜中心のメニューを意識しました。夜は、できる限り自炊を心がけ、肉や魚、豆腐などのタンパク質と、たっぷりの野菜を摂るようにしました。特に、ほうれん草や小松菜などの緑黄色野菜、海藻類、きのこ類を積極的に取り入れました。苦手だったレバーも、貧血気味だったこともあり、頑張って週に一度は食べるようにしました。おやつには、甘いお菓子をやめて、ナッツ類やドライフルーツ、ヨーグルトなどを選ぶように。飲み物も、ジュースや甘いコーヒーをやめ、水やお茶を中心にしました。正直、最初のうちは物足りなさを感じたり、自炊が面倒に感じたりすることもありました。しかし、3ヶ月ほど続けた頃でしょうか。明らかに抜け毛の量が減っていることに気づいたのです。シャンプー時の手触りも、以前より髪がしっかりしてきたように感じられました。そして半年後、気にしていた頭頂部の地肌の透け感も、以前ほど気にならなくなっていました。髪にツヤが出てきたような気もします。もちろん、食生活を変えただけで全ての悩みが解決したわけではありませんし、睡眠やストレスケアも同時に意識しました。でも、バランスの取れた食事が、体の中から髪を元気にしてくれたことは間違いないと実感しています。