ライターという仕事柄、というわけでもないのですが、元々色々な商品を試すのが好きな性格です。40歳を過ぎたあたりから、明らかに髪質が変わってきたのを実感し、シャンプー探しの旅が始まりました。それまでは、正直言ってシャンプーにこだわりはなく、ドラッグストアで安売りしているものや、家族が使っているものをそのまま使っていました。しかし、ある日、鏡に映る自分の髪を見て愕然としたのです。トップのボリュームがなくなり、なんだか全体的に薄くなったような印象。慌ててインターネットで「40代 メンズ シャンプー」と検索し、レビュー評価の高い、ちょっとお高めのスカルプシャンプーを購入してみました。確かに、洗い上がりの爽快感は格別で、頭皮がスッキリする感じはありました。しかし、使い続けているうちに、どうも頭皮が乾燥してかゆみを感じるようになってしまったのです。どうやら、洗浄力が強すぎたのかもしれません。次に試したのは、美容室ですすめられたアミノ酸系のシャンプー。こちらは頭皮への刺激は少なく、かゆみも治まりました。髪のきしみも少なく、洗い上がりはしっとり。しかし、今度は逆に、夕方になると少し髪がベタつくような、ボリュームが出にくいような気がしてきました。私の頭皮は、乾燥しやすいけれど皮脂もそれなりに出る、いわゆる混合肌タイプなのかもしれない、とその時気づきました。そこで、洗浄成分はマイルドなアミノ酸系をベースにしつつ、余分な皮脂や汚れはきちんと落とし、かつ保湿成分もしっかり配合されている、というバランスの良いシャンプーを探すことにしました。いくつかの製品を試し、ようやく「これだ!」と思える一本に出会えました。それは、適度な泡立ちで頭皮を優しく洗い上げ、洗い流した後も頭皮が突っ張らず、髪がきしむこともない。それでいて、ドライヤーで乾かすと根元がふんわりと立ち上がり、一日中比較的ボリューム感が持続する、そんなシャンプーでした。もちろん、価格は以前使っていたものよりは高くなりましたが、毎日のことなので、自分への投資だと思っています。この経験を通して学んだのは、評判や価格だけで選ぶのではなく、自分の頭皮や髪の状態をきちんと把握し、それに合った成分や洗浄力のシャンプーを選ぶことの重要性です。遠回りはしましたが、自分に合うシャンプーを見つけられたことで、髪への自信も少し取り戻せた気がします。
— AGA —
私が試した40代からのシャンプー探し
2021年8月18日