縮毛矯正による髪や頭皮へのダメージを最小限に抑え、美しいストレートヘアを長持ちさせるためには、施術を担当する美容師さんの技術力や知識、そして経験が非常に重要になります。「縮毛矯正はどこの美容室でやっても同じ」ということは決してありません。美容師さんの腕次第で、仕上がりやダメージの度合いは大きく変わってくるのです。では、信頼できる美容師さんや美容室を選ぶためには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。まず、カウンセリングを丁寧に行ってくれるかどうかは、非常に重要なポイントです。あなたの髪質(太さ、硬さ、ダメージレベル、くせの種類や強さ)、これまでの施術履歴(カラーやパーマの有無)、頭皮の状態、そしてどのような仕上がりを希望しているのかなどを、時間をかけてしっかりとヒアリングしてくれる美容師さんは信頼できる可能性が高いです。髪や頭皮の状態を正確に見極めた上で、最適な薬剤の種類や強さ、アイロンの温度設定、施術時間などを判断してくれるはずです。逆に、カウンセリングが短時間で終わってしまったり、こちらの希望をあまり聞いてくれなかったりする場合は注意が必要です。次に、使用する薬剤についての知識が豊富かどうかも確認したい点です。縮毛矯正の薬剤には様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。ダメージを抑える成分が配合されたものや、髪質に合わせてpH値が調整されたものなど、より負担の少ない選択肢もあります。髪の状態に合わせて適切な薬剤を選定し、その理由をきちんと説明してくれる美容師さんは、知識が豊富であると言えるでしょう。また、施術技術、特にアイロン操作の技術も仕上がりを左右します。髪を引っ張りすぎたり、同じ箇所に何度も高温のアイロンを当てすぎたりすると、深刻なダメージにつながります。毛束を適切な量で取り、均一な力加減と温度で、手際よくアイロンをかけてくれる技術力が求められます。経験豊富な美容師さんは、髪の状態を見ながら微妙な調整を行うことができます。さらに、頭皮への配慮も重要です。薬剤を塗布する際に、根元ギリギリまで攻めすぎず、頭皮に薬剤が極力付着しないように丁寧に施術してくれるかどうかも確認しましょう。口コミや評判を参考にするのも一つの方法ですが、最終的には、実際にカウンセリングを受けてみて、その美容師さんの知識や技術、人柄などを自分自身で判断することが大切です。
— AGA —
美容師の腕次第?縮毛矯正選びのコツ
2021年2月11日