抜け毛は本数ではなく太さを見よう

2026年1月
  • 百害あって一利なし飲酒喫煙とフケAGA

    AGA

    頭皮のフケや薄毛に悩み始めると、シャンプーを変え、食事に気を配り、マッサージを試すなど、多くの人が様々な努力をします。しかし、そうした細やかなケアの効果を根底から覆してしまう悪習慣を見過ごしているかもしれません。それは、日々の晩酌や一服といった、飲酒と喫煙の習慣です。これらは単に健康に悪いというだけでなく、頭皮環境を直接的に破壊し、フケを悪化させ、AGA、すなわち男性型脱毛症の進行を著しく加速させる強力な要因となるのです。 まず飲酒についてですが、アルコールが体内に入ると、それを分解するために肝臓では大量のビタミンB群が消費されます。このビタミンB群は、頭皮の皮脂分泌を正常にコントロールするために不可欠な栄養素です。飲酒によってビタミンB群が枯渇すると、皮脂のバランスが崩れ、過剰な皮脂が原因となるベタついた脂性フケを引き起こしやすくなります。さらに、アルコールは睡眠の質を低下させ、髪と頭皮の再生に重要な成長ホルモンの分泌を妨げます。これにより頭皮のターンオーバーは乱れ、フケの改善を遠ざけてしまうのです。 一方、喫煙がもたらす害はさらに深刻です。タバコに含まれるニコチンには、血管を強力に収縮させる作用があります。一服するたびに、頭皮の毛細血管は細く硬くなり、血流が著しく悪化します。これは、髪の成長に必要な酸素や栄養素が毛根に届かなくなることを意味し、AGAの進行を直接的に後押しする最悪の行為と言えます。栄養不足に陥った頭皮は活力を失い、乾燥して乾性フケが発生しやすくなるだけでなく、髪そのものが細く弱々しくなり、やがて抜け落ちていきます。また、喫煙は体内のビタミンCを大量に破壊しますが、ビタミンCは健康な頭皮を維持するコラーゲンの生成に必須であり、その欠乏は頭皮環境全体の老化を招きます。 フケやAGAを本気で改善したいと願うなら、どんなに高価なヘアケア製品を使うよりも、まずはお酒の量を減らし、タバコをやめる決断をすることが最も効果的です。頭皮の健康を蝕むこれらの習慣から脱却することこそ、未来のあなたの髪を守るための、何よりの投資となるでしょう。