私は生まれつき強いくせ毛で、長年コンプレックスを抱えていました。学生時代は毎朝ストレートアイロンで必死に伸ばしていましたが、時間もかかるし、湿気の多い日はすぐに元通り。社会人になってからは、思い切って縮毛矯正を始めました。初めて縮毛矯正をかけた時の感動は今でも忘れられません。サラサラのストレートヘアになれて、本当に嬉しかったのを覚えています。それ以来、数ヶ月に一度、定期的に縮毛矯正を繰り返すようになりました。しかし、数年間続けた頃から、髪のダメージが気になるようになってきたのです。毛先はパサパサで、枝毛や切れ毛も目立ち、全体的に髪が細く弱々しくなったように感じました。美容師さんにも「ダメージが進んでいますね」と言われ、このまま続けていいのだろうか、いつか本当にはげてしまうのではないか、と不安になりました。そこで、縮毛矯正と上手く付き合っていくために、いくつか工夫をすることにしました。まず、美容室選びを見直しました。以前は価格重視で選んでいましたが、縮毛矯正の経験が豊富で、髪や薬剤に関する知識が深い美容師さんを探し、カウンセリングで髪の状態をしっかり見てもらった上で、できるだけダメージの少ない薬剤を選んでもらうようにしました。また、施術の頻度も、以前は3ヶ月ごとくらいでしたが、美容師さんと相談し、根元のリタッチを中心に、最低でも4ヶ月は間隔を空けるようにしました。毛先までかける場合も、状態に合わせて薬剤の強さを調整してもらっています。そして、一番力を入れたのが、自宅でのヘアケアです。シャンプーはアミノ酸系のものに変え、トリートメントはダメージ補修効果の高いものを使い、週に一度はヘアマスクで集中ケア。お風呂上がりには、洗い流さないトリートメントをつけてから、丁寧にドライヤーで乾かすようにしました。ドライヤーも、熱ダメージを抑える機能がついたものに買い替えました。食事や睡眠といった生活習慣にも、以前より気を使うようになりました。これらのケアを地道に続けるうちに、髪の状態は少しずつ改善されてきたように感じます。もちろん、縮毛矯正によるダメージが完全になくなるわけではありませんが、以前のような深刻なパサつきや切れ毛は減り、髪にツヤも戻ってきました。
— AGA —
体験談、縮毛矯正と上手な付き合い方
2023年5月1日