抜け毛は本数ではなく太さを見よう

「もしかして、私の分け目も薄くなってきたかも？」そう感じたら、まずは落ち着いて自分の頭皮と髪の状態をセルフチェックしてみましょう。分け目薄毛は徐々に進行することが多いため、早期に気づくことが適切な対策につながります。チェック方法はいくつかあります。最も分かりやすいのは、鏡を使って分け目の状態を確認することです。普段の分け目を作り、正面からだけでなく、合わせ鏡などを使って頭頂部や後頭部の分け目もじっくり見てみましょう。以前と比べて、分け目の幅が広くなったように感じるか、地肌の色が以前より目立つようになったか、髪が分け目の部分でペタッとしてボリュームがなくなっていないかなどを確認します。特に、光が当たったときに地肌が透けて見える範囲が広くなっていないかは重要なサインです。次に、髪の質感をチェックします。分け目周辺の髪の毛一本一本が細く、弱々しくなっていませんか？指先で触ってみて、髪にハリやコシがなくなっていると感じる場合も薄毛の進行が考えられます。健康な髪は太くしっかりしていますが、薄毛が進行すると産毛のような細い毛が増えてきます。また、抜け毛の量を確認することも有効です。シャンプー時やブラッシング時に異常に抜け毛が増えたと感じる場合、注意が必要です。ただし、一日に数十本程度の抜け毛は自然なヘアサイクルの一部なので、過度に心配する必要はありません。普段の抜け毛の量と比べて明らかに増えているかどうかを判断しましょう。さらに、頭皮の状態もチェックします。分け目周辺の頭皮が赤みを帯びている、痒みがある、フケが多いといった症状がある場合、頭皮環境が悪化しているサインです。健康な頭皮は青白い色をしています。頭皮環境の悪化は、健康な髪の成長を妨げる原因となります。これらのセルフチェックを通して、もし気になるサインが見つかったら、早めの対策を検討することが大切です。まずは、食生活や睡眠などの生活習慣を見直したり、頭皮ケアに気を配ることから始めてみましょう。自己判断が難しい場合や、明らかに進行していると感じる場合は、専門家への相談も視野に入れることをお勧めします。